家族葬が可能な葬儀者選びのポイントとは？
家族葬を執り行うことを検討している場合には、最初の関門として葬儀社選びを間違わないようにすることがたいへん重要となってきます。
そのためのポイントはいくつかありますが、まずは家族葬に対応できるだけの能力を兼ね備えているかどうかを見極めることが必要です。
最初から葬儀のプランのひとつとして家族葬を掲げている葬儀社であれば安心ですが、その場合であっても、自社でセレモニーホールを運営しており、家族や親戚などのごく小規模な参列者の場合にもふさわしい会場が用意できることや、葬儀費用がパンフレットなどに明確に示されており、あとからオプションなどの名目で余計な費用を徴収されるおそれがないことなどに注目をするとよいでしょう。
費用に関連して、支払いの期日に余裕があり、執拗に前払いを求めるなどの強引な勧誘がないこともたいせつです。
一部の葬儀社ではクレジットカード払いに対応しており、費用を後日分割で支払えば済むこともあります。
家族葬が可能な葬儀業者選びを間違った際のリスクには何がある？
家族葬は親しい間柄の人たちだけで集まり、低予算でも執り行うことができる新しい葬儀のスタイルとして定着しつつあります。
しかしすべての葬儀社が満足のいく家族葬を提供できるとは限らず、葬儀社選びを間違った際にはそれなりのリスクをともなうことも認識しておくべき事柄です。
そのリスクとしてもっともありがちなのは、前もって見積もられていた予算をオーバーしてしまうことです。
基本のプランの内容が貧相に過ぎたため、オプションで祭壇を豪華にしたり、会場のグレードを上げたりしていると、いつの間にかカタログに掲載されていた費用を大きく上回っていることがあります。
ほかにも参列者からは受け取らない予定の香典や供花を受け取ったために、遺族の側で香典返しの必要が生じたりするなど、後付けの理由で予算オーバーになってしまう場合にも要注意です。
基本のプランに含まれる内容をしっかりと確認しておくことや、スタッフとの意思疎通を図っておくことは重要です。